【画像付き】3分で理解できる麻雀の押し引きを徹底解説!

麻雀;押し引き

麻雀とは最終的な持ち点を競うゲームであり、
つまるところ、一局一局という単位で、平均的により多くの点数を
稼ぐということを目指すゲームです。

この「一局あたり、平均的により多くの点数を稼ぐ」という部分が
かなり難しいわけではあるのですが、
麻雀である一定部分のレベルに達すると「平均的により多くの点数を稼ぐ」
という部分で、どれだけ高い精度を発揮できるのかという戦いになります。

そして、その戦いに加わるためには、押し引きに対する理解は欠かせません。

「押し引き」というものに明確な答えを覚えようとすること、
またそれを解説しようとすることはあまり意味がありません。
なぜなら、手牌から場況まで、麻雀には無数と言える状況があり、
一つとして、完全に同じという状況がないからです。

押し引きを数字だけで判断しようとすると、
ただの小僧麻雀となってしまいかねません。

どういうことかというと、「本を読んで、なんとなく押し引きの勉強はしてきたんだろうなー。それでたまたま天鳳8段や9段にはなれたんだろうけど、根本的な部分を理解できていないから、いずれ下振れた時に落ちていくんだろうな」と思われるようになってしまうということです。

メンバー時代、本質的なことを理解していない故に、
少し下振れを引いて、思ってたよりも多くのペリカを負けてしまい、
気持ちがブレて、さらにめちゃくちゃな麻雀を打っている若者を
何度も見てきました。
(こういった若者がピン東で生き残れているのを見たことがありません。大抵自分の麻雀に自信を無くし、辞めていきました。)

なぜこんなことが起きてしまうのかというと、
麻雀というゲームをきっちり理解していないからです。

十分以上の経験を積み、麻雀というゲームをきっちり理解したとき、
下振れを引いたとしても、麻雀の内容が大きくぶれることはありませんし、
下振れを引いたことを言い訳にしません。
(内容がブレはします。しかし、そのブレは限りなく小さいものとなります。)

なぜなら、今までの成績も相まって、麻雀を理解しているという自信があるからです。

このページでは、そういった表面的なことを知り、
たまたま上手くいっている麻雀とならないように、
本質的な押し引きを知るための第一歩、そのためのお手伝いができればと
考えています。

押し引きに対する理解は、
麻雀というゲームの本質を理解することにつながっていきます。

この部分に近道はありません。
きちんとした理解をした上で、一戦一戦積み上げていくことが、
遠回りであり、実は一番の近道なのです。

このページで得られるメリット

  • 押し引きの根本を知るための第一歩となる
  • 曖昧な理解を捨てられる
  • 初心者から中級者となり、本当の意味で上級者になっていける

押し引きとは?

さて!麻雀において、最も重要と言っても過言ではない押し引きですが、
そもそも押し引きとはなんだろうか?という部分をご存知でしょうか?

例えば、他プレイヤーからリーチがかかった場合、現物や完全安全牌以外を
切れば、少なからず、放銃する(ロンされる)可能性があります。

極力放銃を避けるためには、ベタオリという、その場その場で
最も安全な牌を切る必要があります。

しかし、自分の手が以下のようなチャンス手であればどうでしょうか?

麻雀:押し引き
チャンス手の例

全ての手をベタオリとしていたら、いつまでたっても和了できずに、麻雀になりません。

上記の画像のように、勝負する価値のある手であれば、放銃の可能性があったとしても、通っていない牌(無筋など)を切っていくことになります。
これを「リーチに対して押す」と言います。
逆に、ベタオリは引くであったり降りると言います。

リーチやドラポンといった相手の攻撃に対して、
押すのか引くのか、もしくはその間をとって回し打ち(極力安全な牌を切りながら和了を目指すこと)をするのか、それらを決める判断のことを
押し引きを言います。

そして、この押し引きは現代の麻雀において、最も重要な技術なのです。

なぜ押し引きが最重要なのか?

まず、「なぜ押し引きが最も重要だと言えるのか?」という理由について
説明したいと思います。

麻雀には放銃(振り込む)という失点アクションがあります。
ロンすることができるテンパイをしている相手の待ち牌を
切ってしまった時に、切った本人だけが点数を失うルールです。

オンライン麻雀天鳳のデータによると、
平均放銃率は、4段だと14.4%、6段は13.1%、8段になると12.2%となっています。
放銃しないことが全てというわけではありませんが、
段位が上がれば上がるほど、放銃率が下がっている、
つまり相手の待ち牌を切る確率が下がっていることがわかると思います。

かなり短絡的で直線的な結論にはなりますが、
放銃率は低ければ低いほど良いのです。なんなら0にできるのが一番良い。
しかし、相手の手牌を完全に読み切って、
放銃率を0%にすることは不可能なのです。

放銃率を0%にすることができない理由を知るには、
入り目という言葉を知ることが手取り早いでしょう。

麻雀:押し引き
入り目の例①

それでは上記画像の手牌をご覧ください。
2,5pと5,8s、そして7pと7sの受け入れのあるイーシャンテンとなっています。
この画像では2pをツモってテンパイとなっているので、
7sを切って5,8sのリャンメン待ちを選択することがほとんどかと思います。

このように、イーシャンテンからテンパイになるための
最後の1牌のことを入り目
と言います。
この場合2pが入り目となります。

麻雀:押し引き
入り目の例②

それでは、入り目の例②をご覧ください。
手牌の形は一緒ですが、今度は5sをツモって
テンパイとなっています。
この場合入り目は5sということになります。

この時の切るべき牌は何でしょうか?
そう7sです!
この場合においても、7sを切って2,5pのリャンメン待ちにすることがほとんどでしょう。

勘の良い方はそろそろお気づきかもしれませんが、
この二つのケース、入り目は違ってても、出て行く牌が同じなのです!
どちらのケースでも7sを切っていますね。

ここが重要なのです!
イーシャンテンまで形を読み切ったとしても、最後に切られる牌が一緒であるというパターンがあるため、最終的な待ちを読み切ることができないのです。

さて!話を戻しましょう。
入り目のことを知った上でも、放銃率を0に近づけるため、
相手の待ちを完全に読み切ることを続けるのでしょうか?
そんなことは不可能だと今知りましたね。

それでは相手の攻撃(リーチなど)には全てベタオリするのでしょうか?
それだど、いつまでたっても和了できません。
そして和了できなければ、トップを取ることはできません。

和了できなきゃトップは取れない、しかしリーチに通っていない牌を切ると放銃して大きく点数を失ってしまう可能性がある。
麻雀とは、そう言ったジレンマを抱えているゲームなのです。

だからこそ、「相手の手は基本わからない」これを前提として上で、
自身の手の価値を見極め、どんな状況なら押し、どんな状況であれば降りるのかという判断をする押し引きは最も重要と言えるのです。

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筋から考える押し引き

それでは、押し引きの話から少し逸れて、
筋についての説明をしたいと思います。
逸れると言っても、押し引きにつながる話ではあるので、
きっちり読んで理解していただければと思います。

筋とは?

筋とは、リャンメン待ちで対になる組み合わせのことを指します。
言葉だけだと「???」だと思うので、
実際の例を見てみましょう。

麻雀:スジ
筋の例

この場合、5mに対する筋は2mと8mということになります。
3m4mと手牌にある場合、
その待ちは2,5mのリャンメン待ちということになり、
この対になる関係をと言います、
同じ考え方から、8mも5mと筋であると言えるでしょう。

つまり下記の画像のように、

麻雀:筋
筋は6つある

一つの色(この場合マンズ)に筋は6つあるということです。
ピンズとソーズにも同様のことが言えるので、
合計筋18本あるということが、お分りいただけたかと思います。

リーチをかけた子供と親にロンされた時の平均点

もう少し横道に逸れますが、
これも後につながる重要な話なので、
お付き合いください。

押し引きのことを考える上で、
相手の手の点数を知っておくことはかなり重要です。

鳴きの打点読みは、
場況や手出しツモ切りも考慮する必要があるので、
まずはリーチの平均点から知っていくことにしましょう。

ズバリ!
子供のリーチにロンされた時の平均失点は
約5,000点
であり、
そして、親のリーチにロンされた時の平均失点は
約7,100点
ほどと言われています。

この2つはとても重要なことなので、
きっちり頭に留めた上で、これから先を読んでもらえればと思います。

筋18本から考える押し引き

この筋18本とロンされた時の平均失点の話ですが、
麻雀における押し引きの判断をする上で、
非常に重要な役割を果たします。

この筋18本から考える押し引きは、押し引きにおける根本的な仕組みを理解する上で、最も重要と言っても過言ではないでしょう。

それでは、実戦の牌譜を元に見ていきましょう。
下の画像をご覧ください。

麻雀:押し引き
押し引きの例

役牌のドラが対子なので、チャンス手です。
親リーチが入って、4sをツモり、イーシャンテンとなりました。

中がでた時にポンして満貫テンパイが取れるかつ、
マックスの受け入れを残すために、打6mとしたいところです。

しかし、親のリーチに6mは無筋なので、ここで自身の手牌の価値を考えながら、押し引きを考える必要があります。

さて!それではまず、麻雀には筋が18本あるということから考えていきましょう。(ようやく筋18本の話が出てきました)

まず、この親の捨て牌に何枚の筋が通ってるか数えてみてください。

マンズが2mと5mなので2筋、
ソーズが3s,8s,9sがあるので、3筋
ピンズが6pと8p,9pなので、3筋
合計で8本の筋が通っていることがわかると思います。

ここからは逆算の話になりますが、
筋が8本通っているということは、
通っていない筋は10本あるということになります。

つまり、相手の手をリャンメンであると仮定したら、
1筋切ると10%の確率で放銃(振り込む)するということになりますね。
※1筋 ÷ 10筋 × 100 = 10%

親リーチにロンされた時の平均失点を覚えていますでしょうか?
そう、7,100点ですね。
つまり、この親の手をリャンメンだとしたら、
1筋切るたびに、7,100点 ÷ 10筋で、
1筋あたり-710点の失点期待値があるということです。

1筋押すごとのマイナス710点の失点期待値に、
和了の期待値が見合っているのかということを考えるのが、
筋18本から考える押し引きです。

1筋押すことによる、平均失点期待値710点を上回るためには、
この手の平均和了点数を8,000点とすると、約9回に1回は和了できなければ見合わないという話になります。

つまりまとめると、

和了平均点 × 和了確率 ≧ 放銃失点期待値 × 放銃確率

となっていなければ、押してはいけないということなのです。
逆に、放銃失点期待値 × 放銃確率が上回っていれば、
基本的に押してはいけないということになるでしょう。

この筋18本から考える押し引きですが、
相手の手をリャンメンと仮定した考え方なので、
実際の数字よりも、押すことに対して、厳しめになっています。
※実際は、シャボや辺張、カンチャンと言った愚形があるので、
放銃確率は低い。
ここで算出した数字よりも、放銃時の失点期待値よりも低くなることが多い。

とはいえ、麻雀における押し引きとは、
これまで述べてきたことがベースとなって判断するべきことです。

なんとなくでやっていたら、いつまでたっても成長しません。
明確に正しい感覚と正しい理解をしていくためには、
適切な判断基準を得て、経験を積んでいく必要があります。

この筋18本から考える押し引きの考え方を元に、
正しい理解を経験してもらえれば幸いです。

まとめ

このページの冒頭で、かなり厳しい言い方をしてしまいました。
もしかしたら、気分が悪くなった方もいるかもしれません。

しかし、なぜあえて厳しい言い方をしたかというと、
麻雀というゲームでは、結局押し引きが全てだからです。

この部分を曖昧なままやりすごしてしまうと、
結局ツイたツカないの麻雀となってしまいかねないからです。

麻雀というゲームで、真の意味で強者を目指そうとすると、
本質的な理解は欠かせません。

そして本質的な理解を得ることに近道はありません。

筆者はこれまで、数多くの人と麻雀を打ってきました。
それに伴い、多くの人と麻雀の話をしてきました。

その時に多く感じたことは、
「一見正しそうなことを言っているけれど、この人本当はわかっていないんだろうな」です。

なぜこう感じるかというと、節々の曖昧さや違和感から、
「結果を出している強い人が言っていたことを、オームのように繰り返しているだろうな」というコピペ感が拭えなかったからです。

麻雀とは、結局押し引きが全てです。
何を切ったや鳴かないと言った話は、全て押し引きが基準とならなければいけません。

よくツイッターなどで見かける平面的な何切るは、
その13枚(ツモも含めると14枚)で情報が完結しており、
ある意味答えが決まっています。
答えの決まっているもので効率を逆算することは難しくありません。

麻雀とは、不完全情報ゲームです。
情報の大部分を知ることができない中で、結果を出していくゲームです。
本質的に、見えない情報に対して思考を巡らせるゲームなので、
完全に情報が開示されている何切るは、極端な言い方をすると、
意味がないと言えるでしょう。

麻雀というゲームで、本質的な部分を理解するための努力を怠らないようにしましょう。

この面倒に感じる積み重ねが、遠回りなように見えて、
結局一番の近道なのです。

このページで説明したことは、
あくまで押し引きを習得していくための、第一歩となる考え方、いわば基本の考え方の一つです。
もしかしたら、これが完全に正しいということは言い切れないかもしれません。
初心者にとって、より適切な解説、考え方の指南をしている方もいるかもしれません。

しかし、筆者はこの考えを元に成長し、
今まで5年以上という長い期間結果を出してきました。
なので、考え方として、大きく外れているということはないかと思います。

以下に正しい理解をするために、筆者が利用した本の紹介を載せておきます。

これらの本は、麻雀というゲームを理解するための基本的な統計数字を丁寧に説明してくれています。
筆者は、これらの本を参考にこのページで述べたような考え方を手に入れました。
非常に良本なので、よければ参考にしてみてください。

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また、麻雀大学には、
初心者が中級者となるための知識を、体系的にまとめたページがあります。
そちらも合わせて参考にしていただけると幸いです。

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