【画像付き】麻雀初心者が知るべき和了率と放銃率のバランスを徹底解説

和了率と放銃率

デジタルな視点を取り入れ、基準となる数字(統計的に有意な数字)を
知ろうとすることは、初心者が麻雀で強くなるために、もはや必須な心構えと言ってもいいでしょう。

和了率と放銃率の関係は、初心者が知るべき数字の中でも、
最も重要な要素であり、成績に直結すると言っても過言ではありません。
そして、麻雀をデータとして理解していくために
わかりやすい指標の一つだとも言えます。

このページでは、初心者が麻雀で強くなるために必要不可欠とも言える
基準の一つ、「和了率と放銃率のバランス」について解説したいと思います。

なぜ和了率と放銃率が重要なのか?

「和了率と放銃率はなぜ重要なのか?」
答えはシンプルです。

麻雀とは、最終的な点数の多寡を競うゲームだからです。

「点数をどれだけ増やせているか」という和了率と「点数をどれだけ減らさずにいられるか」という放銃率は、切っても切れない関係です。
非常に単純なことなので、「そんなこと言われんでも知っとるわ!」
という方もいらっしゃるかと思います。
とは言え、大事なことなので、頭に入れて読み進めてもらえればと思います。

そして、この二つは表裏一体の関係にあるので、
そのバランスが打ち手の個性、さらには実力を決定しています。

それでは、バランス別に「どのようなタイプがあるのか、どういう風に改善していけばいいのか」ということを見ていきましょう。

※実際はこれらのバランスだけが問題というわけではありません。
和了・放銃の素点やリーチ率、副露率と言った重要な基準もあるので、
あくまで目安にしてもらえればと思います。

この記事を読むことで得られるメリット

  • 強くなるために、具体的にどこを改善すればいいかがわかる
  • 和了率の上げ方と放銃率の下げ方がわかる

最初に和了率と放銃率のバランスを知ろう

この記事を読んでいくにあたって、和了率と放銃率のバランスについて、一つ目安となる基準を知っておいた方が、読者の皆様にとって読みやすいかと思うので、まずはこちらから解説していこうと思います。

和了率 – 放銃率 > 10%

和了率から放銃率を引いた数字が10%を超えているかどうかが
一つの目安とされています。

これはあくまで目安ですので、この和了率 – 放銃率 > 10%を参考に読み進めていただければと思います。

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①高和了率・高放銃率型

例としては、和了率23%~24%、放銃率14%~15%といったタイプです。
見るからに攻撃型というタイプですね。
こういう方はトップ率も高いが、ラス率も高いという成績になりがちです。

トップとラスを1回ずつとると、大体浮きに回っているフリーのような場所だといいかもしれませんが、ラスの比重が重い天鳳ではあまり推奨されません。

特にこのタイプの方は、
少し間違えるとただの全ツ君になってしまいがちです。

初心者から中級者(上級卓〜特上卓)くらいに多いのが、
和了率は25%ほどと高いが、放銃率も16%ほどもあるという人です。
これは攻撃型というよりも、放銃しすぎという数字なので、
まずは放銃率を下げる改善を行うといいと思います。

とは言え、いきなり放銃率を下げろと言われても、「どこまで下げればいいんだってばよ?」という思われるでしょうから、まずは目安として13%前後を目指されるといいかと思います。
それを超えても強い人は稀にいるかもしれませんが、本当に稀です。
放銃率が高くても強いという人は、卓越した打点読みで放銃時の打点を下げ、場況を見ながら打点の高い手作りのできる人と言えます。
初心者の方にとっては、ある意味難易度の高いバランスだと思うので、筆者は推奨しません。

②高和了率・低放銃率

こちらは和了率23%~24%・放銃率11%~12%ほどとなります。
これはかなり理想的なバランスと言えます。
(ちなみに天鳳の特上での筆者の数値はここに当たります。
約500戦と数は少ないですが、和了率:24.1%・放銃率10.9%となります。)

人よりかなり多く和了し、人よりも放銃しないということなので、
環境に対してそのプレイヤーの実力が飛び抜けていることを意味するでしょう。

とは言え、これはかなり理想な数字なので、なかなか出せるものではありません。(筆者も鳳凰卓だと怪しいです。)

恐らく、これを読んでいる初心者の多くの方は、
成績が収束したと言える十分な数を打っていないことでしょう。
(最低でも1000戦、できれば3000戦ほどの打数が欲しい。)
たとえ、現時点で「高和了率・低放銃率」だったとしても、過信することなく、これからもプレイすることをお勧めします。

③低和了率・高放銃率

和了率20%~21%・放銃率14%~15%となります。
初心者の多くがここに当たるのではないでしょうか。

こういう数字が出る場合、基礎力が足りないと言えます。

和了するための技術(牌効率や鳴き方)や押し引きやオリの技術が足りないため、和了率は低くなってしまい、放銃率は高くなってしまっているという状態です。

当サイト(麻雀大学)では、特上に上がれずに困っている方のために、網羅的なページを用意しております。
もしよろしければ、目を通していただければと思います。
必ず役に立つことをお約束します。

④低和了率・低放銃率

和了率20%~21%・放銃率10%~11%の方がここに当たります。
圧倒的守備型麻雀と言えるでしょう。

このタイプの場合、本当に上手く打てている場合に限り、天鳳のラスの比重が重い麻雀に適応できていると言えます。

しかし、筆者はこのタイプを目指すことを推奨していません。
理由は「ジリ貧タイプ」になりやすいからです。

フリーのような収支戦(トップが偉いルール)では、3のタイプを除いて、最も負けてしまうタイプと言っても過言ではありません。

放銃率が低いとそれだけで押し引きがしっかりしていると考えられがちですが、それは間違いです。
きっちり押すべき牌を押せずに、和了すべき手を和了できないのも、麻雀においては十分罪だと言えます。

分けて個別に考えるのではなく、立体的に全体を理解して麻雀は強くなっていくべきだと筆者は考えています。

とは言え、押し引きの話は奥が深く、理解するまでに時間がかかると思うので、まずは手作りについて、以下の3点を見直してみることをおすすめします。

・5ブロックを基本とした牌効率はきっちり理解して実行できているか
・その鳴きは本当に速くなっているのか?
・無理に打点を追っていないか?

⑤まずはここを目指そう!バランスタイプ

こちらは、和了率22%~23%・放銃率12%~13%が該当します。
(筆者の鳳凰卓での数字がここに当たります。)

和了率 – 放銃率 > 10%を満たしており、
非常にバランスの良いタイプだと言えます。

本来は②の「高和了率・低放銃率」が理想ではあるのですが、
一般的に実力が高いとされる卓(鳳凰卓など)や実力の近しい人の集まる環境では難しいと言わざるを得ません。

まずは、バランスタイプを目指してみて、さらにその上を目指したいとなった時に②のタイプを目指すべきでしょう。
なぜなら、成長は段階を踏みながらしていくべきだからです。

まずは自身にとって、和了率と放銃率どちらが伸ばしやすいかということを考え、自身合っている方から伸ばしていってみてはいかがでしょうか?

和了率を上げる方法

麻雀とはより多くの点数を持っている人が勝利するゲームです。
他プレイヤーよりも多く和了できるようになることは、
麻雀の成績に直結しています。

初心者の方が基本的な牌効率や5ブロック理論について理解し、
実践することができれば、
すぐにでも和了率の上昇を数字で確認することができるはずです。

以下に牌効率の基本、5ブロック理論について解説した記事を添付しておくので、参考にしてもらえればと思います。

放銃率を下げる方法

点数を増やす技術とは対照的に、点数を減らさない技術も同じくらい重要です。

麻雀というゲームにおいて、卓越した読み能力により、当たり牌をビタ止めする技術は真っ先に学ぶことではありません。

放銃率を下げるために、真っ先に覚えるべきことは「ベタオリ」です。
以下に「ベタオリの手順とその重要性」と「ベタオリをするべき場面」について解説した記事を載せておくので、ご覧いただければと思います。

まとめ

このページでは、和了率と放銃率の関係とその重要性について解説しました。

これら二つの要素は表裏一体の関係であり、麻雀の成績に直結します。

しかし、麻雀とは和了率と放銃率だけで全てが決まる訳ではありません。
麻雀で強くなるためには、分けて各要素別に考えるのではなく、全体を立体的に捉え、理解する力が必要です。

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麻雀大学では、初心者の方が体系的に麻雀を学ぶためのページを用意しています。
もしよろしければ、そちらも参考にしてみてください。

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3 件のコメント

  • 守備的に打ってるつもりもないのですが、上がり率がいつも20%を下回ってしまいます。本当に自分でも何故なのか分かりません。牌効率は勉強していますが、そもそも複合形にすら殆どなってくれないし、なっても役なしドラ無しで放銃率だけが上がってしまい心が折れそうです。もうかれこれ10年来こんな感じです。根本的に何かが間違っているのでしょうか?アドバイス頂ければと思います。麻雀をやめろと言われれば従おうかと思う今日この頃です。

    • テンパイまでのプロセスじゃないっすか。変に馴れたつもりのやつほど5ブロックにこだわるけど、好形テンパイ目指すなら6ブロックで持つことだって必要かと。

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