麻雀を始めた初心者の方にとって、極めて難解なルールの一つであるフリテン。
フリテンをよく知らずにチョンボ(ルール違反)となってしまった方も多いのではないでしょうか?(筆者は何回もやったことがあります。笑)
説明されてもよく分からない、、、その後もフリテンの不安はあるけど「えいやっ」で勝負ロンをしてしまっている初心者の方は多いのではないでしょうか?
当ページではそんな初心者の方のために、画像付きでフリテンの仕組みを徹底的に解説します。
↓当ページのポイント3つ
- 画像付きで解説。だからきちんと理解できる。
- フリテンの防止策を伝授。もうフリテンをしなくなる。
- フリテンかどうかで怯えずにすむ。
アガれる一歩手前まで来ているにも関わらず、フリテンでアガれなくなるのとアガれるのとでは大きく違います。
そもそもフリテンとは?
- フリテンとは、ロンで和了することができないテンパイのこと。
- フリテンだとロンで和了できない。
- 自分で切ってしまっているフリテンと見逃しのフリテンの2種類。
フリテンの意味。
フリテンになるとロンでアガることができません。フリテンとは、ロン出来ないテンパイ のことを示しています。『フリテン=ロン禁止テンパイ』と覚えて下さい。
麻雀の和了の6割ほどがロンだと言われています。つまりフリテンになることによって、純粋に6割以上和了率が低下することになるので、かなり損な状態と言えます。
フリテンになる2つの条件
フリテン になる2つの条件を簡単に説明します。
フリテンになる条件とは、簡単にまとめると下記の2つになります。
- 関連する和了牌が自分の捨牌にある時
- 他家が自分の和了牌を切った時(同順フリテン)
結論から言ってしまうと、自分で和了牌を切ってしまっている場合は、誰がいつ自分の和了牌を切っても上がれません。
他家が自分の和了牌を切った場合は、リーチしている時はその後ツモ上がりしかできず、リーチをしていない時では、同順にロンすることができなくなります。
文字だけだとわかりづらいかと思うので、ケース別に①と②に分け、画像付きで見ていきましょう。
①関連する和了牌が捨牌にある時
こちらは簡単です。
とにかく、捨牌に自分の和了牌がある時には、フリテンになっているということです。待ちのケース別に見ていきましょう。
おそらくリャンメンの時に「何で上がれないんだってばよ?」となっていると思います。
リャンメンの場合
上記の画像をご覧ください。
4順目にして、マンズの6・9mでリャンメン待ちテンパイをしています。
しかし!このテンパイは上がれません。
上記のように、自分で待ちの6mを切ってしまっているので、このケースは上がれません。(ロンすることができません。)
※ただし、再度自分で6・9mをツモった時には上がれます。(ツモ上がりできます。)
また、上記画像のようなケースでも上がれません。
一見6mを切っているので、9mでは上がれるように見えます。
ここが初心者にとってフリテンを理解する上で難しいのですが、
フリテンとは、「切った牌で上がれない状態」なのではなく、待ちに関連した牌を切ってしまっている時に、「ロンすることができない状態」ということなのです。
つまりこの6・9mのリャンメン待ちの場合、自分で6mを切ってしまっているので、6mでだけ上がれないという訳なのではなく、待ちに関連した6mを切ってしまっているので、そもそもロンすることができないフリテンという状態になっているということなのです。
シャボの場合
シャボの場合も、リャンメンと考え方は同じです。
上記の画像をご覧ください。9sと中のシャボ待ちでテンパイをしており、リーチをしています。
しかし、自分で9sを切ってしまっているので、フリテンのテンパイとなり、下家が一発で切った9sで上がることはできません。
上記のような画像でも同様です。待ちの関連牌である9sを切ってしまっているので、フリテンのテンパイとなり、もう片方の待ちである中が出ても上がれません。
「自分の待ちを一枚でも切ってしまっていたらとにかくロンで上がることができない」と覚えましょう。
カンチャン・ペンチャンの場合
カンチャンやペンチャンの場合は簡単ですね。
待ちが一個しかないので、とにかくその待ちを切ってしまっていたら、フリテンとなり上がれません。
②他家が自分の和了牌を切ったが上がれる場合(同順フリテン)
こちらも理解してしまえば、難しいことはありません。一言で言ってしまうと、「他家が切った場合」は同順かそうでないかとリーチしているかどうかが関係あります。
リーチしている時に、他家が切った牌を見逃した時は、その後他家から金輪際ロンすることができないフリテンのテンパイとなり、その後はツモ上がりしかできません。
では、他家が和了牌を切ったが上がれるケースとは何でしょうか?
それは下記のケースです。
- 面前でテンパイしているが、リーチをしていない時
- 鳴いて役ありテンパイをしている時
上記2つに共通しているのは、他家が和了牌を切った同じ順目に、他の人から和了牌が出た時は上がれないが、自分のツモ番が来て、順目が変わるとフリテンが解消され、他家からロンすることができるようになるということです。
上記の画像をご覧ください。
上家の切った中をポンして、役ありのカン6m待ちテンパイをしている所に、下家の切った6mを見逃した状況です。
この場合、同順フリテンとなり、同じ順目に出たトイメンの6mで上がることができません。
しかし上記の画像のように、同順フリテンとなった後、自分のツモ番が来て順目が変わると同順フリテンが解消され、再度ロンで上がることができるようになります。
したがって、上記画像の上家が切った6mでは和了することができます。
フリテンでテンパイした時どうすればいいの?
基本的に麻雀の手作りにおいては、フリテンとならないよう手作りをするべきです。和了の6割をしめるロンができない状態は非常に損だからです。
とはいえ、どんなに上手かろうがフリテンになってしまう時はあります。
たとえフリテンとはいえ、テンパイするまではフリテンではなく、手作りの上でリャンメンは非常に優秀な形だからです。
以下に、リャンメンのケースだけ記載しておきます。
リャンメンでフリテンのテンパイしてしまった場合
- 先制なら悩まずリーチ。(悩むと愚形と思われ押される可能性が上がる)
- 後手を踏んだ場合は、14順目以降は追っかけ。それ以外はダマか降り。
- 危険牌を切らなきゃいけないならオリ。
手作りの過程でフリテンが残った場合
- 基本的に残す。
- 6ブロック。全てリャンメンの場合は優先して切る。
まとめ
フリテンは、テンパイと同時に発生します。初心者の時に、理解するのが少し難しいだけで、理解さえしてしまえば、フリテンとなる箇所は切っていくので、自然となくなっていきます。なので、あまり心配しなくてもいいかと思います。
とはいえ、どんなに上手くなっても、手作りの過程で将来フリテンとなる可能性のある形を残さなければならないことはあります。
そういった時に、「フリテンを残すべきか切るべきか」「フリテンだけどリーチするかしないか」という判断を磨く方がはるかに重要です。
このあたりの判断は上級にさしかかってきた時にすれば十分だといえます。
当ブログでは、初心者の方が麻雀を知り、中級者を目指すために必要なことを体系的にまとめたページを用意しています。
フリテンを学んだ後は、こちらをご参考にすることをオススメします。必ずお役に立つかと思います。
また、当サイトでは、基礎を学んだ初心者の方が、中級者・上級者を目指すために必要なことを体系的にまとめたページも用意しています。合わせてご参考にしてください。
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