【1月15日クイズ回答】待ちの濃淡と押し引き

天鳳牌譜
天鳳牌譜

本記事は1月15日(水)にツイッターで出したクイズへの、麻雀大学からの回答となります。

↓1月15日のクイズ

今回は上家が2副露していて、赤5sを手出しした場面での考察になります。
他家の待ちや打点などをあらかじめ推定しておくことで、さらに場面が複雑になった場合や局面の変化に対応することができます。

上家の待ちを読む

まずはアンケートの結果から見ましょう!
約半数の人がゼンツで、1-4sを止める人が1/3くらいですね

それでは上家の手牌について考察していきましょう!
ポイントになるのは手出しの7sと赤5s、そして2巡前にツモ切られた中です。

中盤過ぎの2副露の手ですから、打点upの為だけに赤5sを持っていたとは考えにくく、安全牌の中より後に赤5sを手出しということは待ちに絡んでいたことがわかります。上家の9sが鳴かれていないことから、考えられるパターンは

135 335 579
または
35からの2引き

さらにここで上家視点で場を見てみます。下家の「私」が4pチーしてタンヤオしているように見えます。このことから打点を下げ、鳴かれたり、放銃したりしてしまうリスクを犯してまで待ちをよくするとは考えにくいので135 335 579のパターンは無さそうです。
よってかなりの確率で1-4sがあたりそうと考えられることができます。

だいたい40%くらいは当たるのではないでしょうか??これは聴牌している残り2筋の相手に両無筋の牌を押したときの放銃率と同じくらいです笑

押し引き

さて以上の考察で1-4sがめちゃくちゃ危ないのはわかりました。
よって正解は1-4sを止める36%の皆さんです!!!!

としたいところですが、まだ話は続きます!
今度は上家の打点について考えていきます。

7mが4枚見えてて9mが3枚見えているので、上家が使っているドラはあっても赤5pで放銃時の打点は高くて3900(役牌の残りもない)です。
そして自分は7700聴牌の親。タンヤオにも見えることから、ドラが多く切られているこの河では東はまだ出てくる可能性も十分にあります。放銃しても2000点程度の相手に降りてもノーテン罰符を支払うリスク他家のリーチやツモによる親被りのリスクがあります。押し引きは待ちの濃淡に加え、それらのリスクリターンによって決まります。
このようなケースの時、上家の手の打点が3900以上が確定していたり、推測される場合、降り優位になると考えています。

ここまで待ちを絞り込めても、まだ1-4sを押す価値の方が高いと言えそうです!

まとめ

さて今回は鳴き読みについて触れていますが、踏み込んだ読みは省略しています。実戦中にどこまで考えているか、どんな流れで考察しているかをまとめると以下のようになります。

①7s→r5s手出し・・・愚形待ちがほぼないor他のドラが絡む待ち
②中盤過ぎ安牌→r5s 切り・・・待ちに関連、もしくは入り目
③ドラ9mが見えているので赤引っ掛けなどは無さそう
④ほぼ14s

あくまで読みは相手の動きを考察するものなので、確実とは言えません。
今回も打7sの時に一向聴で579s の形から入り目で8sを引いているかもしれませんし(その場合は他の無筋の放銃率がほぼ等しくなるので止める牌がほぼない)、単純に赤5sをくっつきで残しているパターンもあるかもしれません。

よって今回のケースで1-4sの放銃率はあっても40%くらいになると考えています。

大事なのは、待ちの濃淡を考慮した上でさらに押し引きの損得を考えることですね!!!
次のクイズもすでに出題されています!!!ぜひ挑戦してください!!

それではまた(*`ω´)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です