【1月29日クイズ回答】打点とスピードのバランス

バランス

最近とある麻雀プロの”バランス”について書かれたnoteが話題になっていましたね!周りのプロの方からの評価がとても高くリーグ戦も駆け上がり、昨年ついにビッグタイトルを手にした事は記憶に新しいです。天鳳界隈でもその方の戦術・考え方が賛否両論語られているのを目にします。

麻雀プロの環境や考え方・戦術について広く知られるようになることは素直に嬉しいですね!

Mリーガーであるドリブンズ:たろうさん アベマズ:松本さんらの語る”バランス”と意味が合うのか合わないのか、それは分かりませんが、この問題が麻雀における”バランス”を考えさせる問題になれば嬉しいです(ˊᗜˋ*)

それでは本題に移りましょう!!!!

↓1月29日のクイズ

今回は東1局に7700点を放銃して一人沈みになった場面の手作りの問題です。
東2局4巡目、ドラの端牌が浮いており赤1の手牌です。
白をポンして何を切ればいいでしょうか???

それぞれの選択の比較

まずアンケートの結果を見ましょう!!
過半数がドラの1p切りと答えてますね(*`ω´)

https://twitter.com/bakuMahjong/status/1222473991861858304?s=20

さて、まず今回の問題でドラの1pを切らないとすれば、打牌の候補は7pか9pとなります。

打7pはポン聴ができる点で聴牌までのスピードも早く、また5sにくっついての良形への渡りも残せます。7pを残して良形にするには6p引きのみですが、これは45pの受けと被っているので、打7pと9pでは明確に打7pとするのがいいと考えられます。

何切るを考えるとき一方のいいところと、一方の悪いところだけをあげているものをよく見ますが、それではいい判断はできません。それぞれのいいところと悪いところをあげ、その全てを総合して考えることが大事です!

では状況の整理と打1pと打7pのメリットとデメリットを比較していきましょう!
① 一人沈んでいる
② 4巡目であり、他家に仕掛けもなく序盤である
③ ドラを切ると2000点の手牌
④ 7pを切ると愚形フォローがなくなり、聴牌までの速度が落ちる

さてこれらの比較から正解と考えるのは打7pです。
これは沈んでいる状況であることとと、打点の上昇が非常に大きい2000→8000を高く評価しているからです。
8pチーやツモによる聴牌スピードの低下と比べてメリットが上回り、打点とスピードにおけるベストな”バランス”だと考えられるからです。

派生した場面について考察

何切るを考えるときに、一つの場面だけでなくここから派生した場面について考察することも非常に大事なことです。

ここから打7pとした後の変化と巡目による打牌変化について考え、次の場面に”準備”しておきましょう。
・東発や点棒状況がフラットな場面でも打7pとしドラを残す→決定打を作ることはとても重要であり、押し引きを明確にすることもできる
・46sをツモっても満貫への変化を見て7,8巡目までは打5sとする
・3,7sは良形変化の枚数が多く、価値が高いので7,8巡目程度から打1pとする
・1pが1枚でも切れていれば何巡目でもフォロー牌を残す。

まとめ

基本的に満貫が見える時は多少速度を落としても満貫を作りに行くことが、最近は正解とすることが多いです。その多少速度を落とすとというところで「どこまでが落とせるスピード」かを考えるのが今回の”バランス”を考えることになっています!

今回の問題を打1pとして鳳凰卓に行けないかというとそうでもないと思います。が、このように満貫をベースにした手作りというのはすべての局で少しずつ影響していてそれがトータルでは成績に大きく影響することになります!

みなさんも自分の中でのベストバランスを常に考えて麻雀を打ってみましょう٩(ˊᗜˋ*)و それではまた!!!

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