【Mリーグ牌譜付き】それゆけ鳴いていけ!(2019/11/01)

はじめに

皆さん、こんにちは!運営者バクです!

11月に入り、だんだんと寒くなってきましたね。ポカポカ暖かい日中は気持ちいいですが、朝と夜はちょっと肌寒いかなというところです。

温度変化に弱い僕は早速風邪をひいて、家族から嫌な顔をされています。
職場では一番最初に風邪をひいたわけではないので、もしオフィス内にパンデミックが起きたとしても、僕のせいではありません!!!

ただ1番キツイのは咳ですね。風邪とタバコによる喉へのダブルパンチで1回1回の咳が本当に殺しにきてるレベルになってるっていう。

さて!Mリーグの方ですが、今回は11月01日の第1試合を取り扱っています。今週は赤坂ドリブンズから丸山奏子選手が初登場しているので、どちらを取り上げようか迷いましたが、01日の第1試合のメンツがあまりに濃くてどうしてもこちらを書きたくなってしまいました。丸山プロはまた別の機会にということで!

今回も記事の最後に牌譜を添付しておきます。ぜひご活用ください。

第1試合:オーラスまでが麻雀

出場メンバー

KONAMI 麻雀格闘倶楽部:高宮まりプロ
赤坂ドリブンズ:鈴木たろうプロ
U-NEXT Pirates:朝倉康心プロ
渋谷ABEMAS:松本吉弘

東1局:ひより?気合い?

牌譜画像

8巡目、朝倉プロがテンパイを外した局面。
今回は「筒子の良形変化+萬子にくっついて三色」という待ち、打点共に大きく好転する材料が揃いすぎているので、テンパイ取らずが推奨される場面です。

「勝ちたい」と思っている大舞台でも普段と変わらず精度の高い朝倉プロ。本当にすごいと思います。

牌譜画像

9巡目、朝倉プロからリーチを受け、松本プロが現物の2pを切った場面。
一発目で怖いという気持ちもわかりますが、これは5pを押してもとよかったんじゃないかと思います。

現状リーチの河に5筋通っており、まだまだ通っていない筋が多い中、自身の手はタンピン三色まである良形のイーシャンテン。ここで2pを切ってしまうと待ち、打点共に一気に悪化して手牌の価値が薄れてしまいますし、相手は子のリーチ。トップが偉いルールだということを加味した上で、5pを押しても割に合っているかと思います。

牌譜画像

2件リーチを受けた鈴木プロが高宮プロの宣言牌4sをチーして、4mを押した場面。
上家、下家のリーチに対して安全牌がない中、当然といえば当然かもしれませんが、鳴いて両無筋を押せるのは流石だと思います。
リーチのどちらにもリーチ前に8sが置いてあるので、カン7sに放銃する確率はそんなに高くなさそうですが、ドラが6sなのでかなり通りそうとは言えません。
正直これを鳴いて押すのはかなり気合が必要だったと思います。比較してしまうことになりますが、松本プロがひよって(そういう風に見えてしまった)打てなかった5pとは対照的に写ってしまいました。

東2局:多牌とか少牌とか多すぎだろぉ…

Mリーグ画像

鈴木プロの親番で迎えた東2局。これを見ていたとき、「あれ?なんか手牌長くね?」と思った運営者バク。

Mリーグ画像

案の定「やっちまった感」のある鈴木たろうプロ。
Mリーグのような大舞台で、緊張して思わず第1ツモを取りすぎてしまったというのは人情としては理解できます。しかし、麻雀を始めたての初心者であればいざ知らず、これはMリーグ。「緊張して」というのは言い訳としてはかなり苦しいものがあります。麻雀を上手く打つとか以前に意識が足りてないんじゃないかとツッコミが入っても致し方ないところかと思います。

正直多牌とか少牌とか多すぎるので、選手側の方でミスを防ぐのが難しいようでしたら、運営側の方でミスが起きづらい仕組みを作る必要があると思っています。

以前は理牌をしてから第1ツモを取らなければいけないというルールだったということで来年からはそちらに戻してみてはと思います。(第1ツモを混ぜて理牌されると、画面推移の問題で牌譜を作る側としても面倒なことがあるというのも理由の1つである。)

東3局:朝倉プロ流石っすねぇ

牌譜画像

2巡目、鈴木プロから打たれた中を朝倉プロがスルーした局面。

これは打点、速度、防御力、全て伴ってない仕掛けとなるので、圧倒的にスルー推奨となります。前局のひと騒動があった後でも冷静にプレイを続けられる朝倉プロには結果が出てる出てない抜きにして本当に「すげぇ」の一言しか出ません。

東4局:リーチ判断

牌譜画像

1巡目、高宮プロが6pを切った場面。
気持ちはわかりますが、僕的感覚だとかなり雑と言わざるを得ません。

和了が遠く、前に出たくない気持ちはわかりますが、一応赤ドラのある手。これと同じレベル感の手で毎回配牌おり気味に打ちながらチャンタと国士を目指すということをしてると「どんだけチャンタやっとんねん」という話になります。和了できそうな手だけ和了に向かうというだけでしたら、ジリ貧になってしまい、長期的に結果がついてこないのではと思っています。

牌譜画像

9巡目、松本プロが現物待ちの親満4-7sテンパイをした場面。

これは難しいですが、リーチをしても良かったんじゃないかと思います。
朝倉プロと高宮プロの河から手牌進行を推測すると、字牌を多く抱えた手であると推測でき、押している親の松本プロの最終手だし6sの付近である4-7sはダマでも簡単に出てきづらいことが予想されます。

であるならば、リーチをして鈴木プロとめくりあい、ツモったときに6000オール、出和了でも裏1で18000にしてしまっても良いのではないかと思います。

南3局1本場:気合鳴き

牌譜画像

3巡目、高宮プロから打たれた9sを鈴木プロがチーした場面。

正直良いか悪いかはわからないですが、意図はかなり参考になりました。
現状自身の手の速度は遅いですが、満貫を目指したい状況。ならば、他家を両面チーで警戒させて勝負を遅らせつつ、純チャンに三色とドラを絡めた手作りで満貫を目指すという考え方はありだと思います。

ただこの手牌進行をすると巡目が深まり、複数のプレイヤーが参戦してきた時に「安全牌が少ないという理由で押さざるを得ない」という難しい状況に置かれる可能性がそこそこあります。

かなり諸刃の剣的な打ち方だと思っているので、真似をするのはかなり難しいかと思います。赤なしのルールですと、決着巡目がもともと遅いかつ、発生する平均打点が高くないということもあって有効な戦術かもしれませんが、赤ありのルールに向いている打ち方ではないかもしれませんね。

南4局(オーラス):安牌持ちたい気持ち。すごくわかる

4巡目、親の松本プロが5pを切った場面。

どうしてもトップを取りたいトップ目のオーラス親。上家の朝倉プロに満貫放銃できないので、「安全牌だいしゅきがっちりホールド❤️」したい気持ちもわかりますが、もうちょっと素直に手牌進行しても良かったのではと思います。

3着目の高宮プロとラス目の鈴木プロに対しては満貫放銃しても着順が落ちないので、さほど怖がる必要はありません。

2着目の朝倉プロにしてもハネツモ、満貫直撃でトップという状況ではありますが、どこの仕掛け、リーチにも押し返せないという実は1番きついと言っても過言ではない点数状況。
1回和了すれば、誰も追いついてこられない状況となり、素点稼ぎたい放題の王様モードになれるので、実はこの1局の和了を頑張るということは大きく意味を持っているのではと考えます。

牌譜画像

4巡目、高宮プロが6sをツモ切った場面。

安全牌や絞る目的として、字牌を持ちたい気持ちはわかります。しかし、現状自身は3着目なので、2pを引いた時の一手遅れのロスを受け入れてまでするほどのことではないかと思います。

牌譜画像

結局は高宮プロが満貫ツモし、2着に上昇して終了。

最後に

Mリーグ結果画像

記事を書いていてバイアスが入ってしまっているからなのか、Mリーグの麻雀は毎回毎回ドラマがあって本当に面白いと思うんですよね。

Mリーグ、松本吉弘プロ画像

あと今回の松本プロの試合後インタビューがめっちゃ良くて、一瞬でファンになってしまいました。(単純)
このにこやかな笑顔。イケメンすぎて本当に羨ましいぜ!

それでは今回の記事はこの辺で終わりにしたいと思います。

ツイッターなどから感想、意見もらえちゃうと本当に嬉しいので、バシバシ送ってきちゃってください!

それではまた次の記事で!

牌譜

東1局
東2局:鈴木プロ多牌のため牌譜作成出来ず
東3局
東3局1本場
東4局
東4局1本場
南1局
南2局
南3局1本場
南4局(オーラス)

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