【鈴木たろう】赤坂ドリブンズが生き残る可能性が高い理由

松岡修造

みなさん、こんにちは!
麻雀大学運営者のバクです。

普段平日は仕事で忙しく、あまりブログの更新はできない筆者なのですが、赤坂ドリブンズが4連勝をしたと聞いて、ついつい筆をとってしまいました。

ここまで来ればみなさんお察しの通り、今回の記事はMリーグ観戦記、赤坂ドリブンズを扱ったものとなります。

今回焦点を当てる人はこの人

鈴木たろう
引用元:キンマweb

赤坂ドリブンズのゼウスこと鈴木たろうプロです。

今回は麻雀の内容はもちろんなのですが、筆者が「赤坂ドリブンズはまだまだ生き残る可能性が高い」と考えている理由について話したいと思います。

それでは1月24日の第一試合を見ていきましょう。

第一試合

出場メンバー

  • KADOKAWA サクラナイツ:沢崎誠
  • 赤坂ドリブンズ:鈴木たろう
  • KONAMI 麻雀格闘クラブ:藤崎智
  • 渋谷ABEMAS:日向藍子

東1局

Mリーグ牌譜
東1局

東1局、上家の沢崎プロから出た4pをスルーした場面。

この4pシャンテンが進むからと鳴いてしまっている人もそこそこいるのではないでしょうか?

この手は頭のない形なので、4pを鳴いてしまうと結構な確率で単騎聴牌になってしまうか、ドラか赤が出て行ってしまいます。

防御力がない、和了までの速度が遅い、打点も下がってしまうと悪いことづくしなので、スルーは当たり前と言えば当たり前の判断かもしれませんが、こういった局面で毎回きちんと正しい判断を行えるのは流石Mリーガーといったところでしょうか。

東2局1本場

Mリーグ牌譜
東2局1本場

東2局1本場、8mを切ってシャンテンを落とした場面。
こういった手で安易に5mを切らないのは本当にきっちりしてると筆者は考えています。

麻雀はただ上がれば良いわけではありません。シンプルにシャンテン数を上げて行くのもいいですが、最終形の強さも和了への速度を判断する上で重要な要素です。

大して速度がないのであれば、打点を取りに行く。高打点麻雀が得意なドリブンズらしい一打ですね。

東3局

Mリーグ牌譜
東3局

3sの受け入れをなくした2sを切った場面。
この一打もドリブンズらしいというか、鈴木たろうらしさが出てますね。

東南戦でトップ目とは言え、トップを取るにはまだまだ安泰という点数ではありません。チームの状況的に素点も稼ぎたいところだと思いますし。

であれば、3sの受け入れを減らすことで、白の重なりを見てホンイツ満貫を狙うのはかなりアリな選択に思えます。

しかし状況的に1sと東のポンテンは渋々取ることになりそうですね。とは言え47pのチーテンは取らないと思います。

東4局1本場

Mリーグ牌譜
東4局1本場

字牌を切らずに6mを切った場面。
素直に手牌を進めるのであれば発切りとなりますが、この手は手が遅いかつ打点もないので、役牌が重なった時だけ前に出るという意図があったんだと思います。

南4局(オーラス)

Mリーグ牌譜
南4局(オーラス)

東4局オーラス、受け入れを狭めて3mを切った場面。
手牌的には自身で決着をつけようと考えていたのでしょうが、これは下家の藤崎プロにアシスト、もしくは差し込みにいったのだと思います。
聴牌を組むとその後の親リーチに対して押し引きが難しくなるので、他家に上がってもらう方がリスクは少ないと判断したのでしょう。

素点は少し損をしているので、東1局であればこういった選択はしないのだと思いますが、利確感覚だと言えます。

また役牌もかなり見えて、仕掛けの役がタンヤオ濃厚な中、藤崎プロは79mを7mから外しています。このことからマンズに受けがあるとすれば3,6mはかなり残っていそうに見えます。

3m切りは一応イーシャンテンをキープできますし、オーラス競りの状況から7mを外すほどなので3mはすぐに差し込めそうに見えます。

試合結果

  • 1位:鈴木たろうプロ +59.7pt/Total:-170.6pt/計19試合
  • 2位:沢崎誠プロ +5.7pt/Total:346.2pt/計28試合
  • 3位:日向藍子プロ -20.2pt/Total:-24.4pt/計12試合
  • 4位:藤崎智プロ -45.2pt/Total:+5.8pt/計15試合

まとめ

今回の麻雀を見ての通り、たろうプロ、引いては赤坂ドリブンズの麻雀の真骨頂は、打点の高い手を狙うことによって、最後まで局参加し続けられることにあります。
麻雀は対応するより対応させる方が強いを有言実行している良い例です。

またセミファイナルに進むにあたり、稼いだ点数は半分に圧縮され、そして何より足切りから絶対に生き残らなけらばならないため、現状ボーダーライン付近から上のチームは大怪我を負わないようにするために多少引き気味の方針を取ることが考えられます。
(簡単に言うと稼いだ点数は半分になるため、無理をしてもメリットは大きくない、しかしドリブンズにトップラスを決められることには大きなリスクがある)

そうなってくると、ドリブンズの押しに誰もが逆らいづらく、勝負が長引き、ドリブンズ得意の高打点が炸裂しやすい状況になります。

ボーダーは今の様子だと、100付近になることが予想されるので、上記で挙げた状況を加味するとかなり希望があるように思えます。
以上の理由が、ドリブンズが生き残る可能性は結構高いと考えている理由となります。

正直どのチームも足切りされてほしくはないのですが、ドリブンズは一番好きなチームなので、どうしても肩入れしてしまいます。
(来週からは別のチームに焦点を当ててきたいなーと思ってます。もちろん気分で変わります。)

とは言え27日の2連勝も記事に書いてみたいので、今週はドリブンズづくしになる予定です。

そんな感じです。
それではまた次の記事で!

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